生まれ変わりたいと思ったことはありますか?

 

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「あの頃に戻れたらいいのにな。」

 

「もし、今の記憶や知識がこのままで子供の頃に戻れたらな。」

 

そんなことを考えたことはないだろうか。

 

 

「もし、小学一年生に戻ったら、きっと神童と呼ばれるだろう。数学も、国語も、英語も、なんだって学校で一番になれる。」

 

「過去に起こしたどうしようもない失敗も回避することができる。」

 

「未来予知だってできる。誰が選挙で勝つか、いつ地震がおきるか、まるで超能力者のようになれるだろう。」

 

 

この妄想は誰でも一度はしたことがあると思う。

 

たくさんの人がこの妄想に名前をつけた。

 

生まれ変わり、人生やり直し、強くてニューゲーム、輪廻転生。

 

小説のテーマから、漫画、アニメ、日常会話、宗教まで、多岐におよんでこの妄想は人々を惹きつけてきた。

 

 

 

 

 

そして、その妄想から現実に戻った時に、みな打ちのめされるのだ。

 

この願望の根源は現在の自己と理想との乖離から起こる。

 

今の自分が幸せいっぱいの人はきっと過去に戻りたいとは思わないだろう。

 

 

 

 

ドラえもんの秘密道具に、「人生やり直し機」というものがある。

 

のび太はこの秘密道具を使い、幼稚園時代に戻り、漢字が書けることや、小学生レベルの算数ができることで、友達や両親から賛美をうけて良い気になる。しかし、それも長くは続かず、努力を怠り、小学四年生のときには元どおりの生活になってしまう。

 

藤子不二雄先生はこの妄想に対して、「たとえ、時が戻ったとしても自分が変わらなければ人生も変わらない。」という答えをだしたように思える。

 

 

 

プロ野球選手のダルビッシュ有選手は、20歳の時に、

 

「自分が40歳になってクビになって何も仕事がない状況になったと思い込み、そしてそこに神様が現れて20歳の時に戻してやろうと言われて今戻ってきた。だから同じ道を辿らないように今頑張ろう」

 

というように考えて必死に努力をしたらしい。

 

 

 

とある大学教授が同じロジックを使って、怠け者の大学生に喝を入れたという話もきいたことがある。

 

 

彼らのメッセージは「まだ、やり直せる時期だ。」ということなのかもしれない。

 

 

 

 

誰にだってあることなんだろう。

 

思い通りにいかない日々、さきゆきの見えない未来。

 

そんな現実の中で、見知った過去に戻りたいという願望は。

 

しかし、そんなことは絶対にありえない。

 

過去は戻らないし、未来は必ずやってくる。

 

 

 

少しこれに似た、スケールの小さい話もある。

 

小学生が中学生になったとき、または、高校生が大学生になったとき

「中学生からは勉強がんばろう!」

「もっと明るいキャラで行こう!」

「今日からは生産的な日々を過ごそう。」

 

 

大学生が就職した時に

「社会に貢献できる大人になろう。」

 

 

きっと、みんな変わりたいんだ。

 

もっともっと、成長したいと願っている。

 

日々をよりよくしたいと思っている。

 

 

 

過去になんて戻らなくていいじゃないか。

 

遅すぎることなんてない。

 

何歳になったって、おじいちゃんになったって、おばあちゃんになったって、僕らに残されているのは過去じゃなく、未来だ。

 

僕らには、今日がある。明日がある。

 

いつだって、変えていける。変わっていける。

 

 

 

僕はそう信じている。