大麻って本当に悪いの?

はじめに

*大麻所持は犯罪です。絶対にやめましょう。

こんにちは。お久しぶりです。新しいRoomieが引っ越してきて、ご機嫌のねおらるです。

KAT-TUNのメンバーの田口淳之介さんが大麻所持の容疑で逮捕されました。リーガルハイの蘭丸役が好きだったので、とても残念です。まあ、もともとジャニーズ脱退した時点で事務所の圧力でジャニーズ時代の仕事を引き受けるのは厳しかったかもしれませんが。マリファナ、いわゆる大麻が合法であるアメリカ合衆国に在住する個人として見解で、法と大麻についてまとめてみたいと思います。日本に在住する皆さんよりも、大麻が身近な存在として、冷静な意見を述べたれたらなと思っています。

また、自己擁護と取られたら一溜まりもないので、一応、私個人の話をしておきますが、私は付き合い程度にしかお酒も飲みませんし、タバコも大麻も吸ったことはありません。もちろん、脱法ハーブ、LCD、コカイン、覚せい剤などのドラッグもやったこともなく縁もゆかりもありません。個人的な気持ちとしては、お酒飲んでイキリちらす大学生は脳みそ空っぽのバカばっかだと思っているし、タバコやアイコスを吸ってかっこいいと思ってる人もクソダサいと思っているし、違法薬物をやる人も軽蔑しています。しかし、それは個人的な見解であって、意固地にならずに、もっと俯瞰的な第三者視点で、落ち着いて情報を整理してみるともっと実情が見えてくると思うので、今回はその情報と考えをまとめてみたいと思います。

この文章の目的は、 「田口って大麻やってたの!!ヤク中じゃん!!シャブ中じゃん!!大犯罪者じゃん!!ピエール滝と一緒じゃん!!がっかりだよ!!」という考えの人の視野を少しでも広げたいというものです。決して、大麻を吸おうぜと扇動するものではありません。そこで、思考停止するなと言いたいだけです。

まずは大麻と麻薬の区別をしよう

まずこのトピックを語るにつれて、必要となってくる予備知識がいくつかあります。日本人は、とかく頭でっかちなので、大麻=禁止薬物=コカイン=覚せい剤=etc.という方程式を組み立ててしまいます。しかし、禁止されているものとは言えど、大麻覚せい剤では人体に及ぼす影響がまったく異なります。覚せい剤は明らかに、身体的にも精神的にも中毒性と健康被害が認められており、海外の国々、もちろんアメリカでも違法です。一方で大麻は、日本では禁止されているものの、アメリカ、カナダ、オランダ、スペインなどの一部地域では合法です。日本人のお酒やタバコの感覚とまったく同じと言ってよいでしょう。しかし、コカインや覚せい剤は別です。日本で禁止薬物だからといって、人体への影響について誤認識しないようにしましょう。つまりは、ピエール滝や酒井法子と、田口淳之介が犯した罪は同じではないということです。日本の法律上の罰則でも、大麻は5年以下の懲役、覚せい剤は10年以下の懲役と区別されていることがわかります。

酒とタバコと大麻の話

近年では、日本での大麻合法化を主張する声も少なくありません。しつこいようですが、私は賛成でも反対でもありません。しかし、おそらくこれを読む日本人的感覚(つまりは合法化反対派)をお持ちのあなたが、合法化を主張する人の意見を一応理解できるように述べていきたいと思います。まず彼らが主張してくるのは、このサブタイトルにもあるように、酒とタバコとの比較です。日本人の多くは"酒は百薬の長"という、科学的根拠などという概念が生まれる遥か前に言われた言葉を信じています。 こちらのソースでもアルコールを完全に飲まないグループよりも、嗜む程度に飲んでいるグループの方が統計的に健康体であると主張しています。しかし、"お酒を飲まない"のではなく"飲めない"虚弱体質の人がお酒を飲まないグループに含まれてしまうため、これは統計学のトリックであると主張する意見もあります。アルコール、いわゆるお酒と生活との関わりとは、身体的、科学的な影響だけでなく、人間づきあいやストレス解消法など各個人の精神的な面にも深く作用してくるため、一概に"飲み方を気をつければ健康に良い"とは言えません。しかし、確かなことは、飲酒によってアルコール中毒患者や健康被害を被っている人々が日本にはごまんといるということです。それらの悪い面に目を傾ければ、お酒も禁止した方が日本のためなのではないでしょうか。また、タバコについては、私が申し上げるわけでもなく、"吸い方に気をつければタバコは健康に良い"と主張する人はいません。日本国民が万歳三唱して、"タバコは百害あって一利なし"と言います。そんなタバコはいまだに合法ですが。このように述べると、愛煙家や酒飲みは「大麻じゃないんだからいいじゃん。そんなにお酒もタバコも禁止しようなんて堅苦しいこと言ってたら人間やっていけないよ」というかもしれません。そうかもしれませんね。僕もそれについては同意します。何もかも禁止していたら、堅苦しくなって生きづらい世の中になってしまいます。ただし、その考えは大麻賛成派の主張とまったく同じです。彼らも、「覚せい剤じゃないんだからいいじゃん。そんなにお酒も大麻も禁止しようなんて堅苦しいこと言ってたら人間やっていけないよ。あ、でもタバコは身体に悪いよ。大麻にしときな」というのが大麻賛成派の主張です。要するに、合法な環境において、酒飲みも大麻吸いも大差ないということです。(全員がただしタバコはダメだと合意しているところがまた面白い)

大麻の人体への影響

大麻賛成派の多くは、人体への悪影響を否定します。「"科学的にデータによれば"大麻はよっぽどタバコよりも健康に良い。」と主張します。また、タバコのニコチンのように依存性がないから安全だとも主張します。正直なところ、私は専門家ではないので、わかりません。むしろ、そこらの化学のかの字も知らないようなブロガーが平然と”科学的データ”によれば、とネットに情報をばら撒くことに疑問を感じます。しかし、合法化をしている国の大衆の合意としては、「大麻は人体への身体的依存性はない」ようです。しかし、日本の厚生労働省のホームページによれば、"大麻については、「身体への悪影響がない」「依存性がない」などの誤った情報が流れています。しかし、実際には脳に作用し、様々な不具合を引き起こす違法な薬物です"とあり、真っ向否定です。しかしながら、まったく情報のソースはありません。単純に意見を述べているにすぎません。日本は大麻が違法薬物であるため、大麻の研究もあまりされていないのが原因のようです。(じゃあ何を根拠に脳に影響あるって言ってるんだ?というツッコミはぜひ厚生労働省へ。)また、厚生労働省お酒タバコ健康被害についてはものすごく詳しく書いています。ちなみに、WHOは大麻を"1961年に定められた最も制限されるべきドラッグリスト"から、排除しました。 補足情報として、日本の大麻取締法の施行は1948年です。このように情報を整理してみると、お酒、タバコ、大麻、も大した違いはなく、人間の嗜好品として嗜まれてきて、日本ではたまたま法律で分類したため、お酒とタバコは良い、そして大麻はダメであると分けられたように思えます。科学研究は日々進歩しているのに、法律は70年以上変わらないのは、保身的な日本人の良いところであり悪いところでもあるのでしょう。

アメリカでの大麻、個人体験談

私はカリフォルニア州に住んでいるため、友人は普通に大麻をやります。日本でタバコ臭い人と道端ですれ違うのと同じで、道端で大麻臭い人とよくすれ違います。大学の教室に大麻臭いやつもいます。ホームパーティーなどでは多くの人が普通に大麻をやっています。見た目は特に変わりません。ラリって目が言っちゃってるとか、お酒を飲んでベロベロになっている人のようにはなっていません。外見にはあまり変化はありません。ただ、本人たちは感覚が鋭敏になって集中力が増しているらしいです。数学のテストの時に、集中するためといって大麻を朝に吸ってくる友人もいました。日本人が、テスト期間にモンスターやレッドブルなどのエナジードリンクを飲んでいるのと変わらないなと思いました。重ねていっておきますが、僕はやったことはありません。しかし、中には日本人の留学生で、アメリカで大麻をやりまくっている人もいるのが実情です。それぐらい普通に手に入ります。正直に言って、日本にいた時よりも大麻を吸う人に対する偏見はなくなりました。別に彼らは"シャブ中"ではないと思います。また、確かに以上に大麻に依存している人もあまり見かけません。日本にいる友人で、パチンカスとか、ヤニカスとか、嫌なことがあるたびに酒を飲んで荒れる友人をたくさん見てきたので、なんなら確かにそっちの方が重症だなとも思います。しかし、あえてしつこく私の個人的な意見を言えば、「どいつも変わらない」です。僕は別にどれもやりません。

酒とタバコは良い、大麻はダメは思想統制

次は、ではどうして、日本人に「タバコと酒はおっけー、でも大麻はダメ」 という思想があるかと言えば、それは一重に、"法律でそう定まったから"だと思います。1950年までは日本では薬局で覚せい剤が売られていました。 そのことは誰もがおっけーだと思っていたでしょう。しかし、今の基準で考えればちゃんちゃらおかしいですよね。もしかしたら、100年後には、「昔の日本人はアルコール摂取してたんだよ。バカだよね」と言っているかもしれません。あくまで、法律でそう定めたことが発端だと思います。そして、合法になることによって、お酒販売業者が生まれます。彼らは必死に、お酒がいかに素晴らしいものであるかをアピールしなくてはなりません。お酒のイメージアップを図らなければなりません。お酒メーカー、酒屋、バー、などの人々によって、「酒は百薬の長」とは耳障りの良い、そして都合の良い言葉であったでしょう。そういった思想が広まるのは、資本主義国家において、自然現象だと思います。もし、お酒が1948年に禁止されていて、大麻が合法であったなら、日本は今頃はアメリカを「お酒を合法化しているやばい国」と揶揄していたかもしれません。ちなみに、「それは、逆説的にも言えることではないのか?つまり、アメリカが大麻を正当化するのは合法だからだ」という意見は少し的外れです。なぜならば、アメリカではもともと大麻が違法であったが、大麻の有用性を主張する人々の声が多かったため、合法化されたからです。因果関係が、アメリカと日本、アルコールと大麻では逆です。またこの件に対して、「いやいや、アメリカでは違法で大麻吸うやつが多すぎて、取り締まりきれないから合法化したんだろ。アメリカの警察がポンコツなだけ」という意見がありますが、これはいいポイントだと思います。実際、それも大きな要因です。

悪法も法なりとはソクラテス

ここまで、まとめると「だから、田口淳之介大麻を吸ったのは悪いことではない!」と言っているように聞こえるかもしれませんが、そうは思いません。以上のように、大麻賛成派の意見を並べてみると、大麻を吸う行為はあまり非常識な行為でもないように思われますが、一番の問題点はそれが法律で禁じられていることです。科学的な効果がどうであれ、実情被害がどうであれ、お酒とタバコとの関わりがどうであれ、統治国家に置いて、法律を破ってよいわけがありません。もしその法律が、時代にそぐわないものであったとしても、非合理なものであったとしても、結局は犯罪なのです。もしも、大麻がお酒とタバコと同じように認められるべきだと、科学的な証明ができたとて、日本ではできないのです。なぜならば、それが法律だから。だから、もし、大麻を本当に嗜みたいのであれば、法改正を訴えるべきなのです。そして、大麻について正しい知識を広めるべきなのです。それをやらずに、法を破って大麻を吸う行為はやはり犯罪なのです。しかしながら、大麻が、日本人的感覚で、コカインや覚せい剤と同列に定義されることは、世界的標準で言えば少しずれた感覚であるということもわかってもらえたと思います。また、重ね重ねになりますが、僕は、タバコも大麻も吸ったことがなく、これらの意見は自己擁護ではないということだけは強く強く強調しておきます。