気持ちを書くブログ

写真撮影、コンピュータが好きです。あと本とゲーム。落語も好き。おしゃべりも好き。

自分を幸せにするということ

皆さんは今幸せですか? いや、変な宗教勧誘じゃないから安心してください笑。

最近、自分の幸せについて考えるようになった。僕は何が一番幸せなんだろうか。小さい頃の僕は「ゲームとお菓子」でできていた。ゲームの大好きな兄が二人いる僕は、学校から帰ってくると一目散にゲームに飛びついた。宿題もやらずに、毎日お菓子を食べながらゲームばかりしていた。普段は無愛想な兄たちだったが、ゲームのこととなると一緒に遊んでくれたのでそれが嬉しかった。しかし、両親は渋い顔をしていた。ゲームに打ち込むことに関しては、賛否両論があると思う。僕にはそれがいいことなのか、悪いことなのかわからない。しかし、両親からの嫌な視線を顧みずに僕がたくさんの時間をゲームに費やしてきたことは確かである。また、お菓子ばかり食べてご飯を残しまくっていた僕を、両親は「お菓子ばかり食べてないでご飯食べないと大きくなれないよ」と叱ってくれた。もしかしたら、反抗期らしい反抗期のなかった(と自分では思っている)僕の、親に対する反抗心や兄弟の仲間意識が「ゲームとお菓子」に現れていたのかもしれない。そんな調子で育った僕は、今も習慣のようにゲームをする。それは自分を楽しませるためでもあるし、友人とのコミュニケーションツールでもある。理想の友人の作り方と言えば、スポーツ漫画のように野球やサッカーなどを通じてなのかもしれないが、昨今ではゲームによって産まれるコミュニティのほうが多いくらいな気がする。小学校の頃、親の意向に従って「僕はゲームなんて時間の無駄になることはしないんだ!」と言っているいけすかないクラスメイトがいたのを思い出す。彼は「テレビは1日30分しか観ない」とか「炭酸飲料水は骨が溶けるから飲まない」とか、虫の好かないことばかりいうやつだった。彼はそれで幸せだったのだろうか。少し話がそれた。ともかく、そういった「ゲームを一切やらない人」というのは昔は少ないながらも見かけた気がするが、最近はめっきりそういう人にお会いしたことがない。コンシューマーゲームを持たない人こそいるものの、スマホの普及も相まってゲームアプリで遊ぶ人も多い。そういったものも全くやらないという人が誰かいたら教えて欲しい。さて、本題に話を戻そう。今もよくゲームをする僕だが、ふと、これが僕の幸せだろうかと思うことがある。確か去年の冬のことだった。実家に帰省して兄とゲームで遊んでいたところ、父親に「そんなにゲームって面白いのか」と半ば呆れたように聞かれた。きっと、小学生の頃から社会人になってまでひたすらにゲームばかりしている息子たちに疑問を抱いたのだろう。兄は「楽しいよ」と即答した。僕は考え込んでしまった。そして、「ゲーム自体はそれほどでもない」と答えた。それが僕の本音だった。正直にいって、僕にとってゲームとは友人や家族との交友の媒介であって、娯楽の目的ではない。たまに準備的に一人で遊んでいると、虚しくなってくるぐらいである。しかし、ゲームが一切楽しくないわけでもない。たまに、30分とか1時間ぐらい遊ぶと、清々しい気持ちになる。しかし、休日に一人で3時間とか4時間とかゲームをして過ごすと、ああこんなことをしているぐらいだったら外に遊びにでかければよかったなとか、本でも読めばもっと有意義な週末を過ごせたなとか虚しくなってきてしまう。むしろ不幸に感じてしまうのだ。それでも、幼い頃についた習慣というものはなかなか抜けない。気づいたら無心でゲームをしていることが多々ある。中学や高校の頃、やっている最中は部活動が辛かったのにも関わらず、それでもやり終えてみると楽しかったし充実した日々だったと思えるように、辛かったり面倒臭かったりするけれど、僕をある種の幸福感に満たしてくれることが世の中にはたくさんある。英語でcomfort zoneという言葉がある。これは日本語に直訳すると安全地帯とか心地よい空間という意味だが、よくそこから抜け出せという文脈で仕様される。例えば、知らない人に声をかけるのは初めは緊張するし居心地もよくないけれど、それを乗り越えたら新しい友人ができてより楽しいことが待っている。または、行き慣れた飲食店に行けば失敗もしないけれど、少し勇気をだして新しいお店を開拓すればより自分好みの味に出会えるかもしれない。しかし、人間、というか僕は、放っておくとcomfort zoneに居座って同じことばかり繰り返すのである。言い換えると、カップ麺をすすってゲームをして、ああ何やってんだ俺と落ち込むのである。お前はバカか。最近、そういう自分を俯瞰的に見下ろすようになった。こいつは放っておいたら、今日をどうやって過ごすのだろうかと脳内シミュレーションするようになった。直近の些細な快楽につられて、不幸になっている自分がいるのだとしたら止めてあげたい。俯瞰的に見下ろした自分が、充実感や幸福感に満たされるように、面倒をみてあげよう。そのように最近思ったわけです。皆さんは最近、幸せですか? Get out from your comfort zone!!