気持ちを書くブログ

写真撮影、コンピュータが好きです。あと本とゲーム。落語も好き。おしゃべりも好き。

コントロールフリークの憂鬱

はじめに

皆さんの周りにコントロールフリークはいますか?同義語や類義語で言えば、仕切り魔、よく言えば輪の中心的な存在、遊び場の提供役、リーダー、班長、部長、etc. まあ、今回は悪い意味での話をしようと思うわけです。つまり、「みんなの輪の中心の人気者」的な存在と言うよりは、いつでもガヤガヤうるさくて仕切りたがるから時々イラつくけどそれでもアイツが遊びの企画したりしてくれるからなんやかんや俺たち集まって遊んでるよな的なやつの話です。というか皆さんお気づきでしょうけど、僕の話です。どこのコミュニティでもその役割をしていると言い張るつもりはありません。たまには僕も受け身で楽々生きています。みんなそんなもんだよね。どっか行けばみんなリーダーズラしたりしてるもんじゃないですか?いやそうでもないのかな。わからんけど。でも誰でも飲み会の幹事ぐらいはしたことあるよね。

最近考えたこと。グルーとは。

さて、どうして色々な言葉の表現がある中で今回はコントロールフリークというある種悪い意味合いの言葉を主題に持ってきたかといいますと、僕が誰にでも気を遣える完璧な人ではないからという謙遜からです。自分で謙遜って言っちゃう時点で謙遜できてませんが。通常の人間関係を築いている皆さんなら大抵どこかのコミュニティに所属していると思います。ここでいうコミュニティへの所属とはクラブチームや会社の部署のような形式的なものではなく、友人関係の曖昧なコミュニティを指します。そしてそのコミュには大抵、リーダー的な存在、英語で言うと「グルー」という存在がいます。グルーとは英語で接着剤のことで、要するにその人がグループの他のメンバーをくっつけているよねっていう存在のことです。コントロールフリークはどの場所にいてもその場所を支配したがる人のことを意味するので、ここで僕が話したい「コミュニティの形成、存続をする人」という意味ではグルーの方が適切だと思うのでここからはグルーという単語を使います。(いや、カタカナ使う必要ないだろ仕切り魔って言えよ英語アピうざいわクソ帰国子女がくたばりやがれきもいんだよウジ虫が生きてる価値ねえよゴミがって思う人はグルーを脳内で自分の思う日本語に変換してお考えください。)あいつがいないと会う頻度がだんだん落ちて連絡取らなくなりそうだなとか思う人がいたらそれです。大抵、そのグルーによってグループは発生します。さて、皆さんはグルーになった経験はどれぐらいあるでしょうか。僕はしょっちゅうなります。多分、人が好きなんでしょうね。

グルーになる人の特徴

グルーになる人の特徴はまず、おしゃべりです。好奇心旺盛で自分の興味の幅が広く、様々なことに手を拡げます。その分一つのことに対する知識量が薄かったりします。しかし、その分多くの人に相手の得意分野についてずけずけと質問責めを浴びせたりするので変なところで物知りだったりします。様々なタイプの人間と話をするので、価値観が広くなっておおらかになり、些細なことを気にせず、逆に神経質な人への対応が雑になったりします。神経質な人に「あの人はなんでもベラベラお話しして無神経な人だね」とか陰口を囁かれるタイプです。

嫌いなタイプのグルーについて

さて、そんなグルーですが僕には嫌いなタイプのグルーがいます。グルーがグルー嫌いってただの同族嫌悪じゃないのって言われるかもしれませんがそうではありません。なんかグルーグルーって書いてたら東京グールに見えてきました。僕はグールじゃないです。コーヒー好きだけど。(あれ?)。さて、グルーには特権があります。それはなんでしょうか。簡単です。誰と誰をくっつけるかを選べることです。自分の好みの人間を選んでコミュニティを形成することができます。つまりは、苦手な人と関わらなくてよいというケースが多いです。言い換えます。仲間外れができます。そうです。グルーがいじめの根幹です。悪質なグルーは露骨に仲間外れをします。誰にだって好き嫌いはあります。個人的にあの人が嫌いだと意思表示することは誰にでもある権限です。誰だって誰かが嫌いで誰かが好きです。でも僕はグルーはそれをやってはいけないと思うのです。グルーが誰かを嫌って、その人を排除しようとすればコミュニティ全体で弾くことになります。個人間の争いはフェアだし、本人たちが存分に喧嘩すればいいと思いますが集団対個人は卑怯です。だから、グルーは誰かを仲間外れにしてはいけません。しかし、世の中にはそういうことをするグルーがごまんといるのです。かばたれあんぽんが!!!!

グルーの憂鬱。

さて、ようやく今日の本題です。いきなりタイトルから「グルーの憂鬱」だと意味がわからないと思い、タイトルはコントロールフリークのとしてありますが僕が本当に話したかったのは「グルーの憂鬱」というか「僕の憂鬱」です。ここまでこの長文を読んでくれた今のあなたになら「グルーの憂鬱」の意味がわかると思います。さて、そんなグルーですが、可哀想な面もあります。「おしゃべりでいつもお気楽やってずけずけ言いたいこと言ってんのに悩みなんてあんの?」と言いたくなるかもしれませんが聞いてください。まず一つ目は、だんだんとコミュニティにグルーが必要なくなることです。最初はグルーという名の通り接着剤の役割を果たしており、そいつがいるからコミュニティが生まれて存続しました。しかし、歳月が経つにつれてコミュニティの個人間の親密度も高くなり、グルーが存在しなくても仲良しになるのです。そして、グルーの特徴はさきほど挙げた通り「ずけずけと話すお調子者」です。はじめこそはグルーの作り出した雰囲気だったとしても、個人間の親密度が高くなるにつれてそのコミュニティ独自の空気感が生まれます。それを察してグルーはグルーから一人のコミュの一員にスライドしなくてはなりません。しかしそれができないグルーもいます。そんなグルーはだんだんと「空気の読めないお邪魔虫」に変貌していきます。はじめこそはそいつきっかけで生まれたコミュニティでも気付いたらそいつがハブられていたというのは典型的なパターンです。そして巣立ったグルーはまた新しいコミュニティを作ろうとします。まあ、それはそれで平和でいいですけどね。僕はそういう形でハブられるグルーを幾度となくみてきましたし、僕もそうやって巣立ったコミュニティがいくつかあります。グルーの気持ちに共感できる僕は彼らにすごく同情します。ちなみに、そのようにハブられたくないグルーが自分にとって都合の良い雰囲気を維持しようとしてさきほどのあげたような仲間外れをします。それは可哀想だから仕方ないとは僕は思いません。なんだろうと仲間外れはよくありません。自分で自分の殻を破っていくしかないのです。だから僕は誰でもそのコミュニティに参加したかったらウェルカムです。しかし、中には人見知りのメンバーがそれを拒絶したりします。先ほども言った通り、個人が個人にたいして嫌悪感を出すことは必然の権利だと僕は思っています。だからグルーが彼らのバランスを取ったりしなければなりません。それも良識あるグルーの役目です。だんだんと仲介しながら二人をくっつけていく。でもグルーも人間です。苦手なタイプの人間もいます。そういう人ともうまく付き合っていくのが良識あるグルーです。自分が嫌いだとしても他のメンバーは好きかもしれない。だからなるだけ穏便に苦手な人も取り込む。そういう苦労のあるグルーもいるわけです。とても気苦労してしまうこともあります。だから、自分の嫌いな誰かをグループを排除するという楽な選択肢をとるグルーにとても嫌悪感を僕は抱きます。そんなことが重なって最近は疲れてしまいました。そういう話です。やっぱり1番の友情ってのは一対一のやりとりで生まれるよ。ここまで読んでくれてありがとう。ではまた。