気持ちを書くブログ

写真撮影、コンピュータが好きです。あと本とゲーム。落語も好き。おしゃべりも好き。

いらいら

満腹感という感覚を失った。何かを食べてもお腹が膨れたという感覚を憶えない。その代わりに何を食べても胸焼けがする。吐き気を催す。しかし、お腹は減る。減り方もおかしい。だんだんとお腹が減るというのではなく突然に空腹を自覚する。何か作業としていると唐突に空腹感に襲われる。だから何かを食べようと思う。しかし、食欲はわかない。何か特定のものを食べたいとは思わない。しかし空腹感は感じる。だから適当なものを食べる。しかし、食べた途端に胸焼けがする。気持ちが悪くなる。吐きもしない。ただ気持ちが悪い。食べてるものがいけないと思ってバナナやヨーグルトなどを食べてみる。これでも気持ちが悪い。どうやら、これは身体の問題ではなく精神の問題なのかもしれない。イライラすることも多くなった。誰かの発言にいちいち目くじらを立ててしまう。僕はあまり忘れっぽい方ではない。誰かの発言の一つ一つを強く憶えてしまう。それが自分にとって納得のいかないことであればあるほど自分には強く印象に残る。しかし僕は滅多なことでは怒らない。些細なことだと思って流してしまう。わざわざ言うことでもないと思ってニコニコとしている。しかし、塵も積もれば山となるというやつだ。ドラえもんひみつ道具に「かんにんぶくろ」というものがある。「堪忍袋の緒が切れる」と現実でも使われる表現だが、それを物理的な道具としたものである。イライラが溜まってしまったときにこの「かんにんぶくろ」に吹き込むとイライラが収まるというものだ。これと類似したひみつ道具に「まあまあ棒」というものがある。「かんにんぶくろ」はイライラした本人が自主的にイライラを排出するのに対し、まあまあ棒はイライラしている人に対して他者が使用するものだ。誰かが怒っていても、「まあまあ棒」を口にあてて「まあまあ」と言えば怒りが収まってしまう。最大の違いは、かんにんぶくろがイライラを外部に排出できるのに対して、「まあまあ棒」が怒りを押さえ込むものであるということだ。作中では、スネ夫が「まあまあ棒」を使ってジャイアンに次々といたずらを仕掛けてはその怒りを押さえ込んだ。しかし、行き場のない怒りは蓄積し続けて最後には大爆発を起こすというのがオチである。僕の性質は「まあまあ棒」に近いような気がする。その場その場で言われた些細なことは「まあまあいいじゃないか」とその場で相手に怒りを示すことはない。しかし、長年のイライラが募ってくるとある日とても耐えられなくなってくる。全てを破壊してしまいたくなるような気がしてくる。僕の中のドス黒い感情が吹き出してくる。つまり、ラリってるようなキレちゃってるようなそういう状況だ。芸人の東京03のネタに「蓄積」というものがある。これも面倒ごとを押し付けられ続けた人がある日突然キレてしまう話だ。あれに少しにているような気もする。そうなるともう手が付けられない。僕の一番の困った点は見境がなくなることである。僕と親交の深い人の中には、怒られて当然の振る舞いを数多くする人も多いが、一度キレてしまった僕は、そういう人ばかりでなく誰かにつけて攻撃をしてしまう。そんな僕を見かねて心配してくれた友人にすら「お前のこれこれこういう面にだって常々イラついていたんだ」と八つ当たりをしてしまう。つまり、冷静じゃないのだ。周りがみえなくなって暴れ散らかすからタチが悪い。こういう状態が僕は周期的にやってくる。その度に怒り散らしていては友人たちに悪いので僕は距離を取ることにしている。自分の中の怒りが友人たちにぶつけられず何か他のことで排出されるのを待っている。どうしたってSNSなどで愚痴や悪口を書き込む頻度が増える。その時期はイライラで頭が占拠されていてそんなことしか考えていないからだ。だからいっそのこと消してしまうことが多い。その方が迷惑がかからないと思うからだ。しかし、そうすると何人かの優しさのない友人は「SNSすぐ消したりするのかまってちゃんできもい」などと言ってくる。ならいっそのこと其奴に怒り散らしてやろうかとも思うが、やったことはない。というかそんなことを言う人はそれも望んでいないだろう。要するにそういう人間は相手にいつでもニコニコしていることを望んでいるのだ。「愚痴なんて俺に吐き出してくるんじゃねえ面倒臭いな」というわけだ。嫌になる。この状態になると僕は睡眠周期がイカれてしまう。夜になかなか寝付けない。寝られても3時間ほど。しかし昼には眠くなる。それならいっそのこと昼間にたくさん寝てしまおうと思ってもやはり2、3時間で起きてしまう。総合すれば1日5、6時間は寝ているのだろう。しかし、そんな睡眠では疲れがとれない。余計に疲れてしまう。運動不足だろうと言われることもある。しかし、僕は週に二回はアイスホッケーという激しめのスポーツをしている。運動量は申し分ない。要するにやはり精神的なものなのだろう。先日、酔っ払って無理やりにでも寝てやろうと思って冷蔵庫に残っていた酒をかっくらった。いつもは缶チューハイ一本で酔っぱらえる僕だったが、不思議なことに酔えなかった。ちっとも酔っぱらうという感覚がない。おかしいと思って二本、三本といつも以上に酒を飲んだ。まだ酔えない。と思ったら急に気持ちが悪くなり吐いてしまった。結局その日もあまり寝れなかった。この周期的にくるイライラの根源はなんなのだろうか。単純に忙しい時期だからだろうか。男性にも生理的な周期というものが実は存在するのだろうか。僕はつまりどうして欲しいのだろうか。食欲もわかず、寝られず、酔わず、ただただ沈め込んだ怒りが浮上しないように不安定にぼんやりとしている。誰かに心配して欲しいのだろうか。大丈夫かと言って欲しいのだろうか。それでも僕は大丈夫だと言うだけであろう。なんでもないよと強がるだけであろう。それは僕が誰かを傷つけたり、敵に回すことへの勇気がないからだろう。「ふざけんなお前このやろう、この前のあれ俺は納得してないぞ」と相手にぶつける勇気がないのだろう。僕は相手を信頼していないのかもしれない。相手がその言葉を素直に受け入れてくれるビジョンがみえない。「そうだな。すまなかった」と謝罪してもらえると思えない。「いやいや、そんなこと言うけどお前も」と反論を受けるか相手もムキになってキレることしか考えられない。僕は誰かを怒らせた時は心から謝罪している。しかし、相手がそれをしてくれるとは思えない。それはただ相手の振る舞いが大人で僕が未熟だから僕が怒られ謝罪することは必然でもその逆はありえないからなのだろうか。それとも僕がうまく丸め込まれているだけなのだろうか。「自分が正しいお前が間違っている」と主張する強さが今の僕にはないのだろうか。昔はあった。そうやって幾度も人を泣かしてきた。ときには暴力に訴えたこともあった。しかし、そこに残るのは罪悪感と虚しさだけである。誰かを傷つけても僕の気持ちなんてのは報われない。じゃあどうしたらいいんだろうか。許すとは忘れることである。忘れるしかないのか。時間が解決するのだろうか。このまま耐えていくしかないのだろうか。もう嫌になってきてしまった。とりあえず今の僕には余裕がない。何かの拍子に折れてしまいそうだ。まとまりのない文章ですまない。ここまで読んでくれてありがとう。