気持ちを書くブログ

写真撮影、コンピュータが好きです。あと本とゲーム。落語も好き。おしゃべりも好き。

無人島へヒトツダケ持って行くなら

無人島へ一つだけ何かを持って行くとしたら?」というありふれた質問がある。老舗の蕎麦屋の座布団ぐらい使い古された質問だけれど、あなたはこれに何と答えるだろうか。もちろん、野暮なことは言いっこ無しな上でだ。「船を持っていってすぐ帰る」とか「コンビニを持って行く」とか「一つだけってことは例えばナイフって言ったら素っ裸にナイフだけなの?」とか「そもそもなんで無人島に行かなきゃ行けないの?」とか「タイトルで一つだけをヒトツダケって書いてあるからそういうキノコでも持って行くのかと思った」とか、言ってたら、野が暮れてしまうんです。浄水器やナイフなどのサバイバル用品を選ぶ人は生きる欲望が強そうですよね。火打ち石とかも便利そうですよね。火種さえどうにかできるならば。ああ、そうです、火種ですね、火種。この質問はただの雑談に用いられる火種でしかありませんよね。この質問自体が独創的で興味深い質問ってわけではありません。しかし、この火種を上手に燃やして楽しい会話へと発展させられる人はいます。ここで最初に話した「船で帰る」とか「わかんない」とか言ってしまうとツマランやつになってしまいますよね。別に完全無欠でなくたっていいけれど、独自の持論を展開できる人は面白いですよね。例えば、「私はサバイバルしていくほどの自信がないからどうせすぐに死んでしまうから紙とペンを持っていって未来の誰かがここに私が生きた証を見つけてくれるように手記を残す」とか。(紙とペンじゃあヒトツダケじゃなくてふたつになるやないかいとか言ったら野が暮れますよ。まあ、そういう茶々入れ自体がこういう会話の醍醐味であったりもするわけですけれども。)さて、話がいつまで経っても本題に入りませんね。そうそう、私が何を無人島に持って行くのかという話でした。