気持ちを書くブログ

写真撮影、コンピュータが好きです。あと本とゲーム。落語も好き。おしゃべりも好き。

そうして私は文章を書くことにした

こんにちは。ニンゲンとは、非常に意志の弱い生き物であります。一念発起して今日から頑張ろうなどと、毎日抜かして、明日の自分へと託し続けるのであります。このような、曖昧表現を使うことで特定の人物の話ではなくあくまでも一般論であると主張する私を嘲笑うかのように、私の義姉などは「ニンゲン?」と悪戯っぽく言うのであります。しかし、私は負けじとこの論調を続けることで、あくまでもこれは一般論を述べているのだと首尾一貫して意固地を張るのです。ニンゲンというものは、幸福である間は自己の幸福の要員が定かでないのと同じように、不幸であるときもまたその原因を把握できないものなのであります。完璧主義者の多くが、完璧を求めるあまりに完成に至らないのと同じように、ロマンチストの恋愛は成就しないのであります。バナナのシュガースポットと黄色の割合はかくあるべきなどと主張していると、よくよく、バナナを美味しいうちに食べられなくなることもあるのであります。時計の針がくるくると馬鹿のように回り続けるように、日常は繰り返されて行くのです。地球がくるくると馬鹿みたいに自転と公転を続けるので、朝も夜も季節も巡り巡って繰り返すのです。いつかはそれが終わることなど忘れさせるぐらいに、くるくるくるくると同じことが続いていくのであります。午後6時ごろ、ベッドの中で独り目覚めるのです。チッチッチと今朝、ぜんまいを巻いた懐中時計が時を刻んでいる音が聞こえます。こんなに昼寝してしまったかと気づき、リビングへ足を運ぶと、母親からの書き置きと野口英世のご尊顔が二つ並んでいました。どうやら、これで腹を満たせということのようであります。私は医学博士二名をポケットへと忍ばせ、24時間光続けるコンビニエンスストアへとのそのそと歩き始めたわけです。